福島県の2025年度臨床研修医は過去最多の131人 充足率約74%
福島県での2025年度の臨床研修医採用数は131人と、過去最多となったことが分かった。また、2026年度の臨床研修医のマッチング数も10月時点で過去最多の123人となっている。
これは、12月12日に行われた県議会12月定例会で、県民連合の三村博隆県議からの代表質問に対し、内堀知事が答弁したもの。
若手医師の確保に関する県の考え方を問う質問に対し、内堀知事自身も臨床研修医への激励と意見交換を行ったことに触れ、「本県の医療を支えていく若い力に希望と心強さを感じた」として、引き続き県立医大などの関係機関と連携し若手医師の確保や臨床研修体制の拡充に取り組むとした。
2004年度から医師に2年以上の臨床研修を必修とする新臨床研修医制度が導入され、医学部卒業生の地方から都市への流出が課題となっている。
福島県では新制度の導入以降、県立医大の定員拡大や、県内で臨床研修を行う学生への奨学金を拡充するなどして若手医師の育成・確保に努めている。
一方、2025年度の医療機関の臨床研修医の募集定員に対する採用者の割合は約74%となっていて、県は引き続き、医療体制のさらなる安定化に向けて若手医師の確保に取り組む考え。















